切っ掛けるまで、無力さを感じている自分へ
軽く自己紹介をします
男性として日本に生まれた、旅とバイクと哲学なものが好きなだけの人間
それだけです
特にこれといった才能もなく、何をやりたいのかさえ不明瞭
ただ一日一日を気持ちの赴くままに過ごし、僕は僕のためだけに生きてきました
これじゃあいけない、僕は僕を変える切っ掛けが欲しい
何かデカイことをやってみよう
そう思い立った大学三回生の夏、7月7日七夕の日の夜
休学し海外を好きなバイクで走りまわる旅をはじめた
周りに支えられてはじめて成り立った旅だとは、その時は考えもせずに
この旅が功を奏した?のか、大学を卒業した今はオーストラリアにいる
数週間前までは、一緒に旅をしていた人がいた
彼は僕とは正反対の自分だった
何事にも独りよがりだった僕は、自分後回し相手第一な行動ができる彼に気付かされることばかりだった
そんな彼がある日言った事、「自分は他人によって作られている」という事
周りの人間の言動や生き様を、常時無意識に張っているアンテナが捉えたものの集大成が自分(と僕は解釈した)
無力さを感じていた僕の一番の原因はそこだった
僕は今まで僕のことしか見えていなかった
あの七夕の日にはじめられた旅も、休学をしようと思い切れたことも、僕が生きてきた人生の全てが、僕の周りの人間のおかげだと分かったとき
とてつもない感謝の気持ちが湧いたし、恩を返さないといけないという気持ちにもなった
文字通り、お蔭様をもちまして
小さいころの記憶を思い出した
その時は叔母の運転する車にいて、細い道で対向車を通すためにわざわざバックしてまで譲っていた
「親切は返ってくるんだよ」と叔母は言っていた
切っ掛けなんてそこら中に転がっている
それに価値をつけるかつけないかの問題だけ
僕の切っ掛けは、相手の事を考ようとしたただそれだけのことから
困っていたり諦めかけていたり落ち込んでいたりしている人間を元気付けたい
今まで独りよがりで独り占めしていた考えを出していこうと
でもそれは一言で言ってしまったら誤解が生じてしまうと思うから、文章にしてゆっくりと